2008年06月18日 (水) | Edit |
どなたも言及されていないようなので、メモ代わりに貼っておきます。

(追記:と思ったら濱口先生が脱力されていたことに後から気がつきました。)

霞が関OBらが「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を設立する。霞が関や族議員主導が目立つ政治の改革が目的で、発起人代表は江田憲司衆院議員(無所属、元通商産業省)。高橋洋一東洋大教授(元財務省)、寺脇研京都造形芸術大教授(元文部科学省)らが名を連ねる。政党色をできるだけ排除し、天下り全面禁止と税金の無駄一掃など霞が関改革を打ち出す方針だ。
 発起人ら8人が近く記者会見して、中央省庁出身の参加者らを募り、臨時国会が召集される見込みの8月下旬から9月上旬に設立総会を開く予定だ。霞が関の手法を熟知した官僚出身者だからこそ追及できる法律・規制の問題点の指摘や、政策を提言。当面は官僚の抵抗が目立つ公務員制度改革や道州制・地方分権改革、消費者庁の設立問題などを中心に取り組む。(16日 07:04)

日経新聞『官僚OBらが「脱藩官僚の会」、天下り全廃など提言』2008年6月16日


紙媒体ではさらにこれに続く記述があって、

設立趣意書では官僚らの参加の条件として「退職後に出身官庁と縁を切り自力で生きている」と明記。政党所属の議員や候補者は認めないとしている。江田氏ら以外の発起人は以下の通り。福井秀夫政策研究大学院大教授(元建設省)、岸博幸慶大教授(元経済産業省)、上山信一慶大教授(元運輸省)、木下敏之元佐賀市長(元農林水産省)、石川和男専修大客員教授(元経産省)。
日経新聞『官僚OBらが「脱藩官僚の会」、天下り全廃など提言』2008年6月16日


だそうです。

福井氏はいわずとしれた規制改革の急先鋒で、岸氏は官僚不信の塊だった竹中平蔵氏の秘蔵っ子で、上山氏は関市長と大平助役の下で大阪市の改革に大なたを振るった方(追記:あの橋下府政でも顧問をされるそうな)ですね。後の方は存じませんが、高橋洋一さんが寺脇氏だの江田氏といったメンツと一緒にこの中に入ってしまうのには、ちょっと幻滅してしまいます。

高橋洋一さんのもてはやされ方を見ても、役所を出て役所を批判する者には大いに存在価値が認められますから、むしろ歓迎されるんじゃないでしょうか?
長妻事務所への応募(2008-06-01)」(BI@K accelerated: hatena annex, bewaad.com


bewaad氏のこの予想が早くも形になったようですね。
こういう「超党派」的な動きが出てくると、

とにかく今は官僚・公務員やそれとつながる既得権みたいなもの、けしからん奴を叩けば叩くほど人気取りになるわけだ。この点に関しては与野党とも同じ方向を向いていて、今は野党が攻める側だがもし潮目が変わって入れ替わってもあい変わらず官僚批判・無駄遣い批判は変わらないはずだ。
[政治]官僚叩き=踏み絵的世相の異常さ(2008-06-09)」(すなふきんの雑感日記


という流れの中では、「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」によって与野党ともに格好の燃料が投下されることになるんでしょうか。とりあえずは、

政府は17日午前の閣議で、国家公務員が飛行機を使って公務出張した場合、特典であるマイレージ・ポイント取得の自粛を徹底するとした答弁書を決定した。江田憲司衆院議員の質問主意書に答えた。
 マイレージ・サービスは、飛行距離に比例してポイントを付与し、無料航空券などと交換できる制度。答弁書は「国民の信頼確保の観点」から公費で搭乗した場合のポイント取得や使用について自粛するとした一方、「公費節減の観点からどのような取り扱いができるか検討する」とし、透明なルールでの活用にも余地を残した。
時事通信ドットコム「2008/06/17-11:24 マイレージ取得を自粛=官僚の公務出張-政府答弁書」


というしょーもない話をするだけならまあ実害はないのかもしれませんけど。

で、めずらしく毎日がマトモな航空会社の言い分を書いてますが、

「公務で私的な特典を得ている」との批判を避け、行政経費も節減する「一石二鳥」策だが、航空会社側は「マイレージは顧客個人をつなぎとめる特典。他人のマイレージで『ただ乗り』はたまらない」と反発する。同様の申し込みは民間企業からもあるが、断っているという。
(略)
航空会社側は「国家公務員にだけマイレージの共有を認めるのは納得が得られない」(ある日本の航空会社幹部)との姿勢を変えていない。結局は公務員自身のモラルに帰着しそうだ。
マイレージ:国家公務員による「共有化」案に航空会社反発(毎日新聞 2008年6月18日 19時57分(最終更新 6月18日 22時48分))


特典の意味が分かってて、「接待タクシー」を一方的に批判しておきながら航空会社の言い分を掲載してるのかなと思ったら、最後は「公務員のモラル」に帰着させるわけですな。
「公務員のモラル」って便利だなあ。
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コメント
この記事へのコメント
不要な官僚は解雇すべきです
国民を愚民化する官僚政治を、どのようにも擁護できません。
政権交代は必要です。
「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読みました。
これ程までに、日本の教育が破綻し腐敗しているのかと驚きました。不登校、引きこもり、ニートが生まれ、犯罪者が続出するのは、教育システムが腐敗しているからです。
知識社会と言われる現代、教育こそが、最大の成長戦略であり、雇用対策です。文科省官僚の無能と腐敗は、言い訳のしようもありません。まさに国賊です。
是非、読んでみて下さい。
腹の底から官僚への怒りが湧き上がってきます。
2009/08/17(月) 22:46:47 | URL | N.M #mQop/nM.[ 編集]
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