2008年02月11日 (月) | Edit |
この件はすっかりスルーしていましたが、まあ単に興味がわかなかっただけということです。宮崎県のときは、保守地盤の強い地方でタレントが知事になるということ自体がレアケースだったし、そのタレントもそもそも組織なんて動かしたことがないのに県庁なんてデカイ組織を動かせるんかいという興味がそそられたりもしたんだけど、大阪府はタレント候補については前科(?)があるし、一応国内第二の都市でもあり関西の中心ということで、特段取り上げることもないかなと。

ついでに、いろいろ物議を醸していることについても、この弁護士さんのタレントとしての芸風なわけだしねえ。知事になってもその芸風でやっていくおつもりのようなので、遠く離れた土地から大阪府民の方々には同情申し上げます。

ということをいうと、「知事を選んだのは大阪府民なんだから自業自得だ」という反論もあるんでしょうが、対立候補というか対立した民主党を見ればそっちに投票する気も失せるというもの。せいぜい自民党と公明党があのタレント候補を担いだことの是非という論点はあるかも、という程度でしょう。

俺自身は、地方自治体の首長が積極的にマスコミなどで対外活動することそのものは、それがきちんとコミットメントとして機能して、地方自治体の施策として結実し、日本という国全体の厚生を向上させるのであればという条件付きで、否定しない考えを持ってます。しかし、この点をしっかりと認識しているかどうかについては、首長はおろか、それに便乗して視聴率を稼ぐマスコミと、そのマスコミに視聴率を稼がせる視聴者(その大半を占める有権者)に共通して、きわめて危ういだろうとは思います。その上で結論としていえば、首長という貴重なリソースを使って単にマスコミとその視聴者に踊らされるだけになることが予想される以上、そうならない範囲でマスコミに出るにとどめるのが堅実な判断だろうと。

まあ、そういう判断をする以前に、そうやってマスコミに便乗される価値すらない首長がほとんどな状態であればこんなこと杞憂に過ぎないんだけど、タレント知事のような首長が出てくると切実な問題になってしまうことはある。特に、何の変哲もない官僚出身の知事なんかが「知事はトップセールスマンなり」なんてことを言いだし始めると訳が分からなくなってくるわけで、彼らが自らの利用価値を高めるために「改革派」とか「地方分権」なんてことをいいだして、それを真に受けた地方住民が「地方分権こそが日本を救う」なんて思い込んでしまう悪循環。「せんたく」とかいうところに名を連ねる首長さんたちは、宮崎県の人を除いてこっちのタイプですな。

その元祖が総務大臣をやっている状況で語られる「地方分権」なんてものがどんな内容を持っているか(持っていないか)は推して知るべし。でも、大阪府知事はこの流れを加速させてしまうんだろうねえ。
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