2011年08月12日 (金) | Edit |
日付が変わってしまいましたが、昨日で震災から5か月が経過して、すっかりお盆モード突入です。私自身はごく普通の無宗教な日本人ですので、「先祖の精霊を迎え追善の供養をする期間」と大上段に構えるでもなく、昨年亡くなった叔父さんをはじめ先祖のお墓参りをして、親族と久しぶりに会おうと思っています。ただ、隣県で被災した親族には会えなさそうですし、当地での今年のお盆は特別なものになります。

遺体なき葬儀「初盆前に」被災地で次々…岩手(2011年8月10日 読売新聞)

 東日本大震災の被災地で、遺体のない葬儀が相次いで執り行われるようになった。

 「せめて初盆前にきちんと供養したい」と、行方不明のままの身内の死亡届を出し、葬儀をあげる遺族が増えているためだ。「死を受け入れたくない」という気持ちを抑え、区切りをつけるための苦渋の選択だ。

 「生きているかもと諦めきれず、歩いて探し回った。でも、生きている自分たちの区切りにと決心し、お盆までに葬儀をあげたかった」

 岩手県大槌町の川崎広さん(54)は7月12日、遺体が見つからない母親のセツさん(当時75歳)、義理の妹の恵美子さん(同41歳)の死亡届を出し、8月7日に葬儀をあげた。

 2人は自宅で津波に襲われ、いまだに遺体も遺品も見つかっていない。「どこかに出かけているだけのような気がして。死亡届を出したら二度と会えないと認めるようでつらかった」。ずっと死亡届の提出をためらってきたが、弟の広次さん(51)らと話し合い、初盆を前に供養することにした。「俺らも前に進めん。母ちゃんたちもそうかもしれん」

 葬儀でまつられたセツさんの遺影は、広次さんの結婚式の時の写真だ。葬儀の後、穏やかにほほ笑んだ遺影と位牌(いはい)を抱いて静かに話した。「これで、一歩は進めた気がします」

 震災で行方不明になって3か月を過ぎた被災者については、自治体が家族からの死亡届を受理し、法的に死者とする措置が取られている。大槌町は7月1日から死亡認定の受け付けを始め、8月6日現在で434人が受理された。

 町内の大念寺や江岸寺では7月中旬頃になり、それまでほとんどなかった行方不明者の葬儀が全体の半分ほどを占めるようになった。死亡届を出さずに葬儀だけあげる遺族もいる。

 大念寺の大萱生(おおがゆう)修一副住職(52)は「初盆で心の整理をしたいと葬儀をあげる人もいれば、どこかで生きているのではと引っかかり、ためらう人もいる。あの日をじっくり受け入れていけばいい」と話した。

※ 強調は引用者による。


この住職がおっしゃるとおり、被災して家族を失い身も心も傷ついた方々は、いつかは区切りをつけるためにも、じっくりと現実と向き合って受け入れていくしかありません。このお盆には、私も震災で亡くなられた方の冥福を祈って合掌したいと思います。
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