2005年07月08日 (金) | Edit |
何とか週刊くらいのペースにしようと前回まで週1で更新してましたが、やっぱり続かないもんです。いろいろ書こうと思っていたネタはあるものの文章にまでする気力もなく、結局ほったらかしにしております。

で、なんとかものになりそうなところで「財務省と総務省の違い」なんてものを書いてみたい。
いうのも、例のごとくbewaadさんのところで縦割りについてのエントリhttp://www.bewaad.com/20050621.html#p02があって、この中で取り上げられている岡本全勝さんの言い分が、俺もどうにも腑に落ちないわけです。
簡単に言えば「どうして総務省ってのは、ありもしない現実を追い求めるんだろう」ということ。官僚的な言い方でいえば「フィージビリティ」(実現可能性)の優先順位が総務省的な思考においてあまりに低いんじゃないかと思うわけです。

岡本全勝さんがどの程度総務省の意を体現しているのかは知るよしもないですが、三位一体改革の焦点となっている小中学校の義務教育費の国庫負担金問題なんてあまりに適当すぎます。
これについての岡本さんの言い分
「一般財源化しても、教育の質は落ちません。
国庫負担金を配っている文部官僚は、数を減らすことができます。その人たちは、お金ではなくもっと教育の内容を考えることができるようになるのです。一方、地方団体の職員も、補助金申請作業がなくなり、減らすことができます。」
http://homepage3.nifty.com/zenshow/page265.html
なんてのを読むと、その程度のことのために全国の自治体を巻き込んで大騒ぎしてるのかと情けなくなります。
結局総務省にとって地方交付税に取り込む税源が多くなればそれだけ地方自治体に睨みが利いて都合がいいってことなんでしょうか。

bewaadさんのところで取り上げられていた「スーパーゼロ種官僚」http://homepage3.nifty.com/zenshow/page237.htmlなんてのも、屋上屋を重ねるだけになる可能性の方が大きい。そんなこともわからないわけじゃなかろうに、理想を追い求める姿に自己陶酔でもしてるとしか思えませんな。

一方の財務省。こっちはいやになるくらい現実的です。とにかく歳出と歳入を均衡させることが至上命題であるだけに、マスコミや経済財政諮問会議を通じたリーク合戦みたいなあの手この手で歳出カット、歳入贈(増税)を主張するわけです。
地方交付税の計画「過大計上」http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2004/1022/agenda.htmlなど最たるもんです。
ま、やり方が多少えげつないとしても、立場も主張も首尾一貫しているのでいうことも(総務省に比べて)理解しやすいし、反論のし甲斐もあるというもの。

翻って地方自治体を顧みると、「改革派知事」と呼ばれる方々もいろいろですが、総務省(旧自治省)が多かったりする今の知事会(を含むいわゆる地方六団体)は、どちらかというとやっぱり総務省に近い。つまり、実現可能性や、実際にそうなった場合の問題点にはとりあえず目をつぶって、とにかく理想を求める姿を見てほしくてたまらない「露出狂」なわけです。

というより、そもそも総務省ってのは、
「国がだめでも地方ががんばれば日本は良くなる」
なんてことを本気で考えている人たちの集まりな訳で、国(いわゆる中央省庁)へのアンチテーゼとしての地方自治を主張したがるんですが、そんな夢物語を押しつけられる地方自治体職員としてはいい迷惑ですよ。実際。
経済産業省に続いて存在価値のない省庁の筆頭は、地方分権を自らいう総務省なんじゃないでしょうか。

なんて我ながら総務省への愚痴も板についてきたところで、また次回。
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