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2005年04月22日 (金) | Edit |
前回また明日とか書いた気がするが、気が付いたら月が変わってもう下旬でした。これだから公務員ってヤツは・・・というご批判は甘んじてお受けいたします。

土日も休んでるし全然暇がない訳じゃないけど、元々あまりエネルギッシュな方ではないので連日2時、3時に帰る生活が続いてるとたまの休みはのんびりしてしまって思考力もなくなってしまうのです。銀英伝の「ものぐさウェンリー」じゃないけど、呼吸するのでさえ億劫なんだよなあ。

今日もこの時間に帰ってきて正直書く気力もないとこだけど、なぜか自分の中の「これ以上放っておけない」メーターがレッドゾーンに入っているので、一つだけ。

と、その前に前回のおさらいしときます。

「なにぃ?給料が高い上に税金からいろんな手当もらってるじゃないか! 」
ああ、そのことなら・・・っと明日の準備があるのでまた明日。

ってとこで前回は終わってたんだけど、ここしばらく大阪市の職員厚遇が問題になってるってことは、テレビとか新聞とかでも結構取り上げられているので知っている人も多いと思う。一応知らない人のためにフォローしとくと、大阪市職員厚遇問題ってのは互助会っていう組織を通して税金を職員のスーツ購入代金とか手当に充てていたのが、条例に基づかない裏ルートの給与になっていたんじゃないかということが指摘されていることです。細かいことはいろいろあるけど、とりあえずここはそんな感じで理解してください。

で、「いろいろ手当もらっているのがけしからん!」ておっしゃるそのことなんだけど、じゃあ逆にお聞きしたい。どんな手当ならもらっていいの? 確かに条例に基づかない給与の支給は手続き的に問題かもしれないけど、だからといって即手当の内容そのものにも正当性がないとはいえない。さらに言えば、議会で議論してもらって条例に定めてもらえば正当性があるかといえば、きちんとその理由を明らかにしない限りはそうともいえない。

給与ってのは労働に対する報酬です。で、その給与額というのは労働の成果に応じて上下するわけで、なんでそうなるかってのは需給曲線の交差点で価格が決定されるという、ミクロ経済学のもっとも基本的な考え方によるのがふつう。つまり、より高度な労働を提供できる人材はより高額の給与を得ることができるし、逆にあまり付加価値のない労働しかできない人材には、それなりの額の給与しか支払われない。

となると、手当の正当性ってなんなの?っていう疑問にぶち当たる。ここで考えてもらいたいことは、公務員の仕事ってのは本来、誰のためでもない公共財だってこと。誰のためでもない公共財を維持するために税金ってのがある。公園とか道路とか税金で作ってみんなが使うけど誰か特定の人もんじゃないってのがよく使われる例ですな。税金っていうとお金の話になるけど、公園とか道路を造るのって人の仕事ですよ。つまり、何をするにも人件費がかかるのです。

その人件費をもらって仕事をする人のメンタリティを想像してみると、「俺はタダ同然の給料で手弁当でもいいからみんなのために材料集めて道路造るぞ!」なんてことはまさかないでしょ? 俺個人としては、そんな素人みたいなヤツがどんな材料使って作ってかもわからない道路なんぞ怖くて通れない。安心して通れる高品質な道路を造るのは、高度な技術や知識を持っている人にお願いしたい。

とりあえず分かりやすい例として道路を取り上げたけど、社会保障制度とか経済政策とか外交って少なくともその国の中でも指折りの優秀な人材が担うべきだと思わない? 優秀な人材に仕事をさせるのってお金がかかるのです。地方自治体もそこまでとは言わなくても、それなりにスキルの要求される仕事をしているんだけど(そうは見えないかも)、そんなことお構いなしに給与をどんどん下げていったら、さっき説明したミクロ経済学の原理によれば、あまり付加価値のない労働しかできない人材だらけになるんだよ。

「公務員は給料が高すぎるから民間よりももっと低くしろ」とか「どうでもいい手当もらわなくても仕事しろ」という方々には、ホントにそうなったときの役人の姿ってのを想像してもらいたいと切に願う。こういってはなんだが、給料の高い民間企業に優秀な人材が集まって、民間企業で相手にもされない人材ばっか役人になってしまったら、公共財の質が下がるんだよ。

現役の公務員がその立場を利用してお手盛りの厚遇制度をつくってしまったことは責められるべきだとは思う。でも、それをあんまりやりすぎると、公務員になる前の人の公務員になろうというインセンティブに悪影響を当たることも忘れないでいただきたいというのがとりあえず言いたかったこと。とりあえずといいながらかなりの長文になってしまったが。

それでもいいっていうなら、どんどん給料下げてくれ。俺は職を変える。
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